週末は桜を観に、京都に帰りました。
写真中央は国宝の五重塔、奥に見える山は上醍醐と呼ばれる醍醐山です。
醍醐寺の歴史は平安時代にさかのぼります。桜の名所として「花の醍醐」と呼ばれるようになったのは、豊臣秀吉の「醍醐の花見」の盛大な催しがあって以来なのだそうです。境内の説明書きには、醍醐の花見に際して秀吉が7000本の桜を取り寄せ、新たに植えつけたのだとありました。
満開の花も良いのですが、私は散る桜で樹下が淡い花びらに染まっているのが好きです。
境内全体は下醍醐と上醍醐に分かれていて、とても広い敷地です。桜が下醍醐に集中しているためか、あるいは往復2時間30分とやや登りがいのある山道だからか、上醍醐の方へ向かうと人の数はまばらになり、静かに散策することができました。上醍醐は醍醐寺発祥の地で、平安、鎌倉、室町、桃山時代の国宝や重要文化財が目白押し。息を切らして登る価値はあります。また、霊水・醍醐水が登り疲れた体を癒してくれます。
醍醐山の山頂にある開山堂の前に立つと洛南、宇治から、お天気次第では大阪、奈良まで見晴らすことができます。
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