京都、北野天満宮は平安時代中頃を始まりとする神社です。学問の神様である菅原道真公を祀る社として受験生に人気がありますが、梅の名所でもあります。
境内は見どころが非常に多いのですが、梅苑の奥、境内の西に流れる紙屋川に沿って築かれた御土居跡はお気に入りの場所です。
御土居は16世紀、豊臣秀吉が洛中洛外を区分するために築いた土堤です。北は上賀茂、東は鴨川西岸、西は紙屋川東岸、そして南は東寺までを囲う土塁というのですから、相当な規模です。
この御土居あたりで、秀吉が梅見の宴を催したと伝わります。
漂う梅の香りと浮かれた見物客に混じりながら、確かに、ここで宴が華やかに開かれたのだろうな、と400年前の宴の名残を味わいました。
帰り道は、お決まりの長五郎餅と、澤屋の粟餅です:-) どちらも日持ちせず、特に粟餅は店先で直ぐにいただかないと食す意味が無いほど鮮度が重要。シンプルで、飽きることのない味です。
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